女性のための専門ドック
女性スタッフによる婦人科検診を行っています。
- 子宮頸がん検診
- 乳腺ドック
- MRIレディースドック

乳腺ドック
増え続ける乳がん
乳がんは欧米の女性に多く、日本では少ないがんでした。しかし近年、食生活や生活スタイルの欧米化に伴い、日本人女性の乳がんが増えてきました。 現在、日本女性の20人に1人が乳がんにかかるといわれ、亡くなる人は年々増加。今では1年間に約1万人が乳がんで亡くなっています。 また、乳がんにかかる人は30代~40代にかけて急増します。

見た目には何の異常もなく、自覚症状も無いうちに「乳がん」は密かに発症している恐れがあります。 しかしこの初期の段階で「乳がん」を発見することができれば「乳がん」は決して怖い病気ではありません。 早期発見のために、定期的なマンモグラフィ検査が大切なのです。
発生しやすい部位

乳がんは乳腺の分量に応じ、発症しやすい部位が決まっています。 外側上部が50%と発生しやすい部位となっています。
エストロゲンとの深い関係
乳がん発症には、食生活の欧米化が影響しているといわれていますが、女性ホルモンであるエストロゲンも深く関与しています。
- 「初潮が早かった」
- 「閉経が遅かった」
- 「ホルモン補充療法を受けていた」 など
- ↓
- エストロゲンにさらされる期間が長いほど乳がんになりやすい
下の図を見ると卵巣からのエストロゲン産生が停止した閉経後にも乳がんが多く発生しています。閉経後には脂肪細胞からエストロゲンが産生されます。よって中年以降の肥満増加と平行して、閉経後の乳がん発症率が年々高まってきているのです。
マンモグラフィ(乳房X線撮影装置)

当院では乳がんの早期発見を目指して、2011年7月にマンモグラフィ装置を導入いたしました。 マンモグラフィは、乳房に異常があるかどうかをX線で調べる検査のことです。 自覚症状のない乳がんを初期の段階で発見し、早期治療に役立てます。 乳房は胸部や腹部などと違って骨がなく、比較的やわらかい組織で構成されているために、専用のX線撮影装置を使用して検査をします。
注意事項
下記に該当する方は、マンモグラフィ検査が受けられません。
- 心臓ペースメーカーを埋め込みされている方
- 豊胸手術をされている方
- 授乳中の方
- 妊娠中または妊娠の可能性がある方
ご協力をお願いします
乳房を圧迫板ではさみ、薄く引き延ばして撮影します。左右乳房をそれぞれ斜めと上下に圧迫して撮影する方法を行います。 乳がんに伴う微小な石灰化の発見や腫瘤を見つけ出します。 乳房を圧迫するため痛みを伴いますが、正確な検査結果を得るため、受診者の方にはこの点をご理解のうえ、ご協力をお願いします。
乳腺ドック
乳腺ドックの目的
乳がんは早期に発見することが重要で、早期発見できれば手術をしても乳房を残して、死亡率を低下させることができます。 触診では発見できない小さなしこりはもちろん、しこりを作らない早期乳がんの唯一のサインである石灰化(がん細胞が死滅してできるもの)も明瞭に映し出すことができます。
乳腺ドックでわかる異常
- 乳がん
- 乳腺症
- 良性腫瘍
- 腫瘍様病変 など
マンモグラフィで異常が見つかった場合、、それが良性ものもなのか悪性(がん)のものなのかを特定するために、当院にて女性医師による乳腺エコーや乳腺MRIにて2次検査を行います。病変によっては、精密機関へご紹介させていただきます。
当院の乳腺ドック
- 視触診および超音波検査は女性医師が行います。
- マンモグラフィ検査は撮影認定資格を有する女性技師が行います。
- マンモグラフィ画像は読影認定資格を有する医師2名が読影を行います。(レントゲン診断することを読影=どくえいと言います。)
このような方にお勧めします
- 30歳以上の女性
- 乳房にしこりがある
- 乳房の皮膚にひきつれがある
- 乳頭から分泌物が出る
- 血縁に乳がんの人がいる
- 妊娠、出産、授乳経験がない
- 高齢出産である など
検査目的で選ぶ2つのコース
気軽に検査:乳腺ドックAコース
- 女性技師によるマンモグラフィ検査のみ。
- 検査結果は郵送いたします
- 土曜・日曜日も行っております。
- 気軽に検査ができますので、多忙な方に最適です。
しっかり検査:乳腺ドックBコース
女性医師による乳房視触診・超音波検査、および女性技師によるマンモグラフィ検査を行います。 検査結果は郵送いたします。 Aコースよりもさらに詳しく検査いたしますので、一度、詳しく調べておきたい方に最適なコースです。