お問い合わせ:9時~17時
udic2013@yamanaka-hsp.or.jp

肺がんドック

増え続けている肺がん

日本人の死亡原因の第1位はがんですが、そのがんの中で最も多いのが肺がんです。肺がんによる死亡は年間8万人です。 肺がんは、がんの中でも治りにくいがんのひとつです。進行するまで症状が出にくく、早期発見が難しいことが挙げられ、見つかったときには手遅れであることも少なくありません。 その一方で、早期の段階で発見されれば、適切な治療により根治できる割合が高いのも事実です。

肺がんの発生部位

中心型(肺門型)がん 症状
肺中心部の気管支に発生
たばことの関係が深い
咳、血痰など
血管や太い気管支の陰に隠れてしまう場所に発生するため、胸部X線検査では見つかりにくい。CTによる検査が有効。
末梢型(肺野型)がん 症状
肺の末梢に発生
たばことの関係は比較的薄い
病巣が大きくなるまでほとんどなし
胸部X線検査で発見されやすいが、CTにより初めて発見されるがんも多い

胸部X線検査と低線量CT検査

肺がんの原因としては、やはりタバコの影響が最大です。約90%の肺がんは喫煙歴のある人に発生します。喫煙により肺がんになるリスクは男性で4.5~5.1倍、女性で2.3~4.2倍に増加します。 当センターの肺がん検診では、非喫煙者には胸部X検査を、喫煙者には低線量CT検査を推奨しています。もちろんご心配な方や希望される方は、非喫煙者でもCT検査を受けて下さい。X線検査に比べてCTでは、数倍の高い発見率と1cm前後の小さい肺がんが多く見つかるという結果が報告されています。また、アメリカ国立がん研究所が行った結果によると、喫煙者に関しては、通常の胸部X線に比べCTで検査を行ったほうが肺がん死亡率を20%減少することが示されています。

  受診者 要精検率 がん発見率
胸部X線検診 26,338名 5.10% 0.163%
CT検診 14,526名 10.20% 0.37%
発見比   2倍 2.28倍

CT検診でのがん発見率は、X線検診の2倍以上

当センターの低線量CT検査では、被ばく線量を通常のCT検査の約6分の1に抑えていますので、被ばくによる心配はありません。

CT(コンピュータ断層撮影装置)

マルチスライスCT検査

CT(コンピュータ断層診断装置)は、X線を使って体内の断層像を撮影します。マルチスライスCTは検出器を複数備えているため、従来CTより検査時間は早く、より詳細な画像が得られます。 当センターCTの検出器は16列に配列されており、回転速度は0.5秒と短く、寝台に仰向けになった状態で、10秒程度の息止めで検査を終了することができるため、受診者様への負担は少ないです。 当センターの低線量CT検査では、被ばく線量を通常のCT検査の約6分の1に抑えていますので、被ばくによる心配はありません。 細かいスライス厚で画像が得られます

細かいスライス厚で画像が得られます

全肺を数ミリのスライス厚でスキャンするため、ミリ単位の小さい病変までも描出可能です。

肺がんドック

肺がんドックの目的

胸部X線検査では見つかりにくい小さな病変を当院のマルチスライスCT検査にて肺の精密な断面を撮影し、肺がんをはじめとする胸部の病気を早期に発見することを目的としています。 肺がんは肺の入口付近に発生する「中心型肺がん」と、肺の奥のほうに発生する「末梢型肺がん」があります。末梢型肺がんは、早期はほとんど症状がありませんので、早期発見にはCT検査が有効です。

注意事項

下記に該当する方は、脳ドックが受けられません。

  • 心臓ペースメーカーを埋め込みされている方
  • 妊娠中または妊娠の可能性がある方

当院の肺がんドック

  • マルチスライスCT装置にて検査を行います。
  • 画像診断専門医による高度な診断を行います。

このような方にお勧めします

  • 喫煙者の方
  • 50歳以上の方
  • 血縁者で肺がんの人がいる方
  • 肺がんが心配な方
  • 血痰や咳などの症状がある方
  • 受動喫煙を心配されている方  など

肺がんの最大の原因は喫煙ですが、タバコを吸わないからといって安心してはいられません。ご自分の健康維持のために、1年に1回は、肺のCT検査を受けられることをお勧めいたします。